月裏一丁目一番地

太陽の光の当たらない月裏でひっそりと暮らしています

便利なのに不便

いつも不便なことばかりに目がいくのである。

 

最近、ずっと取っ手のついていないクラフト地の紙袋を探している。

外国の映画とかで大量のパンを入れているあの紙袋だ。

 

でも、意外にもどこにも売っていない。

100均もスーパーも、文房具店にもない。

 

ネット通販だと業務用で150枚くらい入っている。

僕が欲しいのは1枚だけだ。

 

どこにも売ってそうなのに何でどこにも無いんだろう。

結局、なんとか見つけて購入したけれど、こんなに物が溢れているのに、欲しいものが見つからないことにイライラした。

 

僕はいつのまにか手に入ることが当たり前になっていて、手に入らないことにストレスを感じるようになっていた。

こんなに物やサービスが溢れて便利な世の中なのに、足りないところだけを見て不便だと文句を言っていたりする。

本当はとても便利な世の中なんだけどな。

 

そういえば自分自身に対しても、出来ないことばかりを見て、ダメな人間だと思っている。

 

自分自身にも悪い所ばかりを見るんじゃなくて、良い所を見るようにすれば良いんだ。

 

そうすれば、憧れているポジティブ人間に近づけるだろう。

 

そして、気づいたのだ。

 

僕には良い所がない。