世の中という舞台に生きる演者
僕は人前であまり喋らない。
一部、本当に心を許せる数人の前でだけよく喋るが。
そのため、僕はおとなしい人だとよく言われる。
おとなしくて優しい人だといわれることが最も多いかも知れない。
でも、僕は決しておとなしくないし、優しくもない。
プライドが高く、心の中ではいつも人をバカにしている。
ただ、人前ではそんなこと一切言わず、ニコニコと笑っている。
喋らないのは当たり前だ。
口を開けば誰かを批判したりバカにするので、人から批判され、嫌われる。
そういのが嫌なので、僕はあまり喋らずニコニコ笑ってる。
「沈黙は金なり」
まさにその言葉がピッタリと当てはまる。
ただ喋らなすぎると、何を考えているのかわからないとまた人に不気味がられたり、変人扱いされる。
なので、喋る時は当たり障りないことを適当に喋るようにしている。
某大作家が、「とかく人の世は住みづらい」とはよく言ったもので、本当に人の世は住みづらい。
だけど、僕は住みづらいこの世の中にぶら下がって生きていくしかない。
だから、今日も演技をしながら必死に生きているのである。