月裏一丁目一番地

太陽の光の当たらない月裏でひっそりと暮らしています

I am happier than you

僕は惨めなのだろうか。

 

僕は他の人が持っているものを持っていない。

僕は他の人が出来ることができない。

 

そんな僕は惨めなのだろうか。

 

頼みもしないのに勝負をしてくる人がいる。

 

給料はたくさんもらってるの?とか

人脈は持っているの?とか

資格はあるの?とか

 

残念ながら僕の回答は全てNOだ。

 

相手は嬉しそうに「もっと頑張れよ、お前なら出来るよ」とか言う。

 

でも、そういう人に言ってやりたい。

僕は何も人より多く持っていないかもしれないが、あなたより幸せだと。

 

そんなこと言ったらそいつはどんな顔するんだろうか。

 

そんな言葉のナイフを僕はいつも心に忍ばせている。

 

人前でニコニコ笑っている僕が、そのナイフを使うことはないんだけど、自分自身の心を守るために忍ばせている。

 

それにしても「僕はあなたより幸せです」っていうのは結構なパワーワードだな。

 

だけど嘘じゃない。

僕はこんな自分のことが好きだし、こんな人生だけど本当に幸せだと思っている。

 

そうか、言葉のナイフじゃなく、言葉のローブだな。どんな寒さや冷たさからも僕の心を守ってくれている。

人を傷つけるためじゃなく、僕を守るために存在しているんだから。